新しい店、新しい方法

最近2店を新しく作り直した。1つはSELF方式を普通の店へ変えた。
もう1つは古い壁や天井を塗り替えた簡単なものです。
しかし、両方ともにコーヒーの淹れ方を変える。

お湯をガスで沸かす方法から、電気で沸かす方法に変えた。

コスト的には大きな差異はでてこないが、ガスは熱いので
ハンカチ王子がハンカチ不要になった。
真夏でも冷房の恩恵を十分に受け、暑い状況での仕事がなくなった。

お湯を沸かすのにガスで8分、電気で4分、、、ということになる。

豆の料をキチンと計量して、ミルで挽き、布袋に入れて、お湯をかけ
抽出する、、、まさに挽き立てを抽出する。

温度計をPOTに差し込んで、湯温を確実に測りながらお湯をさしていくのですが、
挽いてスグというと非常に感度が良い、お湯の量を入れすぎると
袋の中の温度が高くなる。
或いは膨らみ具合が良すぎて、粉に空洞ができることもある。

83度と云う設定が3度ほど低くなるか?或いは、最初のお湯を10%ではなく
7%程度しか入れないようにしなければならない。
2回目のお湯も量が多くならないように気配りが必要になる。
お湯を差すポットの先端部分の高さも粉に極力近い方が良い。

差し方も難しい小技が要求される。

しかし、出来上がりは香りも非常によく、
まろやかな品に仕上がる。

お湯の量や差し方を間違えると、出来栄えがよくない。
良いと悪いの差が多く出ることになる。

挽いて、袋に粉を入れて、すぐにお湯を差す、、、即ち、挽き立て、淹れ立てを
作るのは、一層の慎重さを必要とする。

多人数の要求に1度に応えられるか?となると少し疑問が残るが、
しかし、コーヒーの原点はここにあると思う。

慎重に、、、厳しく、、、温度管理や豆管理をしながら、、、
新しいより美味しいを求めて頑張っている。

2008.11.30