再び、味について

前回、甘み・塩味などについて少し述べてみた。苦味・酸味についても少しお話をした。

5月に入って、2週間ばかり一人暮らしをした。
朝は、パン食とコーヒーや果物で何とかいけるのですが、晩食が苦しい。寿司を買う、オニギリを買う、弁当を買う、しまいには、レストランで食事になる場合も結構多い。しかし、納得できる美味しいものが少ない。美味しくなくとも、シックリしたものが欲しいのですが今ひとつ感心しない。もう少し深く言ったら、味の濃さ加減が良くない!甘味が丁度良くない!全体に濃い味付けで、食後口に嫌味が残る。しかも取れ難い。しかし、初めの1週間位は充分耐えるに足る感じですが、10日目位になると、如何にも食事が嫌になる。著名な店の弁当類も、百貨店の高級売場の品も全部同じ様に、少し濃い、少し甘い、少し塩辛い味である。お客さんはいつ食べるのか、購入後、何時間後にその品を食べてくれるのかが分かりにくいので、腐敗防止で少し味を濃くしている・・・と
言う事を聞いたことがある。腐敗や異臭で販売者はお叱りを頂く場合が多くなり、事故防衛上、味が濃くなるのだろう。味付けとは、酢や砂糖や塩という防腐剤を入れている様な結果になっているのだろう。その点が、家庭で減塩減糖で低コレステロール食を強要されている者にとってはシックリしないのでしょう。

 あるシナリオライターの話に、著名な旅館に篭りシナリオを書く場合、2〜3日すると旅館の食事が嫌になり、その板前達の賄い料理が一番美味しくなるのだそうです。有名店ほど味が少し甘くなる。と記載されていた。

変に味付けされると良くない・・・生で食ったトマトの味が抜群に美味しかった。