マンデリンの苦味

 少しご無沙汰をした。毎月1枚を書く予定が書けない。申し訳ない。
 ケーキの甘い!甘くない!丁度良い!などという評価は、私と家内とであまり差異は起こらない。味噌汁が塩辛いとか薄いとかいうのでは、時に問題が起こる・・・が、他意はなく、あまり塩分を取らせないための魂胆が隠されている場合が多い。

 コーヒーの味は大きく違う。私はあまり苦味を感じ難い方である。言い換えると、私は苦味が好きな方であり、酸味には敏感である。同じコーヒーを飲んでも、少し苦いと言う家内に、私は美味しいと言うことになる。逆に、私が少し酸味が残っている!と言う場合は家内はあまり感じないようで・・・残っている?と怪訝な顔をする。甘みがあるコーヒーだ!と言うと、この辺もあまり感じ難いようです。彼女はコーヒーに砂糖を少し入れるので、コーヒー自体の甘みを感じ難い様である。

 香りには彼女は敏感で、特に深く煎る場合に起こる焦げ臭には、よく反応する。しかし、コーヒー自体の良い香りは反応が鈍い。香りは何時も同じものの中に居ると感じ難いものの様です。

 お客さんから「今回のコーヒーは香りがない!」と指摘される場合が起こる・・・が、当方で何時も香りの中で仕事をしている者は、感度が相当麻痺してくる様です。

「私はマンデリンが好きです」と言う女性に会った。ヤンキースの松井選手もマンデリンにはまっていると言っていた。マンデリンは苦味の代表のようなコーヒー豆です。特徴は、酸味が殆ど無いという苦味であり、将に重厚な感じです。少し脂っこい食事の後には特に美味しく感じる。しかし、苦味のマンデリンと言っているが、焙煎が浅いと酸味が多くなり、飲み難い味の場合が多い。