ネルドリップでコーヒーを淹れるII

2〜3人前のCoffeeを淹れるのが一番簡単です。

即ち、粉を30g〜40g漉し袋の中に入れて、80℃少し上のお湯を差す。仮に、3人分で360ccのCoffeeを淹れるとすると、最初は40cc程度お湯を差す。30秒ほど後にまたお湯を80cc程度差す。

少し間を置いて、また差す・・・繰り返しながら420cc程度のお湯を差すと必要分が出来上がる。420cc−360cc=60cc程はお湯を吸った粉として残る。

豆を挽いて、すぐ抽出すると、豆に含まれているガスが熱せられて膨らむ。この場合は非常に多くの炭酸ガスが含まれているので、容易に膨らむが、粉に挽いて時間が経つと膨らみが良くない。即ち、蒸発してしまうので、粉に炭酸ガスが多く含まれていないからです。従って、豆を粉にして直ぐにCoffeeを作ることが大切です。

出来上がったCoffee液は70℃を切れていると思う。即ち、すぐ飲むには温度が低いので、80℃程度に温め直すのが良い。沸騰させると味が大きく変わる。出来上がったCoffee液は、酸味のコーヒーで10分、濃い苦味コーヒーでも20分で味が大きく変わる。
淹れたての味が一番です。

先日、ある有名店でコーヒーを飲んだ。注文して2分後にコーヒーを席までもって来てくれたが、エグ味、渋味がキツイCoffeeになっていた。多分、作って置いた液を温めて保管したのを持って来られたのでしょう。「作り置きCoffee」が提供された。Coffee屋の一番大切な事は「挽き立ての粉で、淹れ立ての液」である。当店では、粉を容れる容器を小さくして、多く挽かないように指導している。非常に微妙な味であり、酸化する、タンニンが変化する、等で味の変わり方が大きいので、非常に気の使うところです。