落ち着いて味わう珈琲

コーヒーの風味に拘っている。焼立てを5日間放置してガスを自然に抜いて、味が落ち着く・・・焙煎後すぐは案外、味が良くない。香りも増えてくるので、焙煎後一週間程度経過してからが一番美味しい!と認識している。焙煎後すぐは良いのですが、味に落ち着きがなく、抽出後に味の変化が大きい。抽出した時点から、味が微妙に変わり始める。抽出して3分後では少し粗野な感じがするが、カップに注いで回っていると不思議に味が落ち着く。特に浅煎りの豆は変化が大きい。

少しテーブルに置いて、味の毒見をして、その後に砂糖を少し入れられる。そして一口味わってから、Freshを計量して入れられるお客さんがいる。コーヒースプーンで一口飲まれる人、スプーンで味わう人、少しクセはあるが、コーヒー大好き派は大切に飲んで下さる。

味が変わる・・・初めは抽出後2〜3分で変わる。この変わり方は荒々しい味が落ち着いた味に変わるので、歓迎です。その後、浅い焙煎豆は早く変わる・・・段々美味しい方へ変わらないで、渋い方、酸味のキツイ方へと変わる。歓迎されない変化。焙煎の深い豆では、砂糖を入れる、Freshを入れる、と美味しい方へ変わる場面が多い。何も入れていない場合でも一段と落ち着いた味になる。特に味を砂糖やFreshで整えたのは格別に美味しくなる。

ユックリ本でも読みながら、30分かけてコーヒーを飲む!と言うと冷めてしまって美味しくない!と言われる方がいますが、私はこの味が本当に美味しい!と思う。最後の一滴が一番です。

忙しい人が多くなり、慌ててコーヒーを飲み、又、別の場所で慌てたコーヒーを飲まれる人が多くなったが・・・本物が分からない人が多い。最近の報道番組でも、一番大切な部分をジックリ味わう事ができない慌しさが気になる。