美味しい飲み物

 寒い日々から開放されて、気分の良い時期を迎えている。 熱いコーヒーから、冷たいコーヒーへの移行が始まろうとしている。この冷たいコーヒーは近年益々冷たさが増幅して、氷に近い 状況にエスカレートしている。
冷たい飲み物は10℃前後が一番美味しいと生理的に云われてきたが、最近は5℃になり、3℃に成りつつある。終には氷に近い 状況へと変ってきた。酸味は温度が高い低いに関係なく感じ方は 変っていないが、甘みは大変敏感になっている。体温と同じで、 36℃前後では一番甘く感じる様になっている。
従って温度が下がる程、甘みを感じ難い。清涼飲料水の甘みは 常温では飲めない位に多く入っている。
5℃、3℃のコーヒーを提供しなければならない雰囲気ができつつ あるが、砂糖?脂肪?の2つの問題に出くわし、当惑している。砂糖なし、脂肪なしで提供する方が良いのでは?と云う議論もある。健康増進を考えると、賛成であるが、売行き一番で見ると難しい。

ここ数年間、コーヒーにミルクを入れて飲んでいる。最初は何も 違和感を覚えなかったが、昔の様にフレッシュクリームを入れて 飲むと実に脂臭いのに閉口する。この脂臭いのを相当期間飲み続けてきたのかと思う。コレステロール値が上がるのも判る気がする。昔は砂糖を入れて飲み続けていた。胃を悪くして、砂糖は止めた。時代と共に、加齢と共に、大きく変わって来た。その物差しで味を作ると多くの人の反発を買いそうである。
美味しい!も変って来た。色々な人が毎日美味しい!美味しい! と云っているが・・・千差万別である。
しかし、自分が納得出来る様に提供するのが良いと思う。