魅力のあるCOFFEE屋

 コーヒー屋である。いつもの時間にいつもの席でコーヒーを楽しんでいるお客さんがいる店です。常連さんというべきか?ほぼ毎日、コーヒーを飲みに来られる人がいる店です。

 コーヒー屋で自分の時間をノンビリ楽しんでおられる人、或いは、野球の お話や政治の話に高じておられる。新聞とニラメッコしておられる人もいる。 休息、団欒、オシャベリ等を楽しんでくれる人達が集まる店であるから、コーヒー屋はその楽しみ方をより一層おもしろ可笑しくしなければならない。 話題の中心にいて、盛り上げる責任がある。イタリアのバールでも同じ様な雰囲気がある。
 この雰囲気作りをできる人が少ない。特にチェーン展開すると、この雰囲気を出して仕事ができるのが、難しいようである。オヤジ的な人でなく、サラリーマンになってしまうからでしょうか? 話題豊富、人生経験豊富、一芸の達人、と言える人が求められるのです。
 しかし、最近は能率、ノルマ等の数字が 課せられる結果、ついマニュアル優先になる。オヤジ的でなくなる。 自分の店をもたなくては、オヤジ的になるのが難しいのかも知れない。個性を全面に出し、雰囲気を作り、考えや文化までもが個性として出ているからコーヒー屋なのかも知れない。思想、教養、文化が強烈に出て、面白い魅力的なコーヒー屋になる。チェーン店やアメリカ的合理性を追求すると、出来難い相談だ。
 しかし、本当は魅力あるコーヒー屋になる為には、個性も教養も文化も表に 出す必要を感じる。この強烈な臭気が、楽しい店を創り、魅力のある雰囲気を 出してくれるのでしょう。この様な感じの店がソバ屋にもステーキ屋にもジュース屋にも、昔はあった。