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美味しいCOFFEEを淹れる
COFFEEを味わう時、一つだけを飲むと味が判り難い。比較できる のがあると、こちらが美味しいとか、この方がキツイとかの比較ができ易い。
先日、PANAMAのCOFFEEの飲み比べをして、オークションの参加豆の選択をさせて頂いた。12種類を並べて、香り、色、味、豆等をチェックしてこれが良い!と決めるのは大変な作業である。
当店で月に一度、COFFEEの勉強会をしている。 作り方、お湯の差し方を中心に、どう淹れると美味しくなるのか?を考え、 研究している。このCOFFEEは少しキツイ!もう少し丸い味にするのにどうするか?・・・お湯を差すタイミングは?お湯の差す量は?お湯の先とコーヒー粉との接点は?
色々非常に細かい点に注意しながら、柔らかく、丸く、しかも力のあるCOFFEEの作り方を考えている。 器用、不器用もあるが、作る姿勢が問題になる時が多い。その姿勢で良いのを作り難い?漉し袋に近づき過ぎて、動作が小さくなり、COFFEEがいじける。等の修正を行い、お湯の淹れかたの勉強をする。
しかし、現場に戻ると自己流が出て良いのが作れていない。加えて、お客さんにも好みがあり、濃いのが良い、薄いのが好き、で非常にややこしい。涙が出るほど美味しかった!と喜んでくれる人もおられるが、それでも完全であるとは言い難い。 味とは難しいものである。音符のように方程式があればわかり易いのだが・・
最近、糖度が計れる、PHも計れるようになったのですが、しかし、COFFEEの味には到達できない。非常に大きい機械に掛けて成分分析もしたが、良く判らなかった。 人間さんの口がその違いを分けられるのだからスゴイと思う。
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