美味しいコーヒーを淹れる

美味しいコーヒーを淹れる・・・コーヒーの専門店なら当り前。 本当に味わいの深いコーヒーを淹れる・・・出来るの? 実のところ、本当に美味しいコーヒーを飲めるのは年に数回です。 数回は実に美味しい! が「作った」というより「出来た」と言う方が 正しいかも知れない。
いつの焙煎か?如何に焙煎をしたのか?どんな淹れ方?
その事がこの特別の豆の時には判然としない場合が多い。
特にお湯の差し方等については、無意識に作ったのか厳密に覚えていない。 焙煎とお湯の差し方がマッチすると、この特別美味しいのが出来る。2〜3日 美味しいのが持続する時があるが、最高に良いとは言えない。かなり美味しい 程度である。最高はその1杯で消えてしまう事が多い。
抽出技術の上手、下手もある。上手な人に良いのを作る場合が多いが、 下手でも時として非常に美味しいのができる時がある。
お客さんなどが来て、コーヒーを自慢してやろう!などと考えた時には 美味しいのができない。電話で話しをしながらやTVに夢中の時にコーヒーを 淹れていると、最高に美味しいのができる。振りかえって考えると作り方を 何も覚えていない。焙煎にしても同じで、良いのを作ってやろう!と力を入れて いる時は、さほど美味しいのができない。豆の湿度、焙煎場の湿度、温度等を 計算しながら、良い!のができたと思うが、さほどではない。
しかし、良いのを作ろうという意識がないと良いのはできない。
イチローの技術はこの難関を超えてできているのだからスバラシイ。
野球でもゴルフでもコーヒーでも、狙った通りにできるのは腕が良い。 相当の修行ができているのでしょう。 凡人は苦労をするものです。