COFFEEの香りと賞味期限 　COFFEE豆を焙煎する。その後すぐにＭＩＸする。 さて、ここから少し意見が異なる場合があるが、業界では１週間ほど 放置して、味が馴染んでくるのを待つのが常識である。しかし、人により 焙煎後スグが美味しいと言う人もいる。夏と冬でも違う。 　通常１週間後がコーヒーの美味しくなる始まりであると私も思う。 この１週間後を販売して、２週間は一番美味しい時期であると思う。特に 若干冷たい暗い所に置いた場合は良い状況で保たれる。粉にして 保管しておいても品質は余り落ちないと思う。しかし、粉にすると２週間 が限度一杯というところである。３〜４週間大丈夫とは言えない。もちろん 保管場所、保管器具にも問題はあるが・・・ 　コーヒーの焙煎後の豆は通常で２〜３週間、炭酸ガスを出し続ける。 実験の結果、当店の豆は１ヶ月間ガスを出し続けた。最初の放出量は 多く、日を追って段々少なくなって行く。通 常は、豆の体積の７倍の量の ガスを放出すると聞いている。挽いた時に相当多く放出されるので、 特に良い香りがするのです。 缶詰にする場合、昔は缶が非常な厚みを持っていた。今でも同じ缶 の構造に なっていると思う。カチンカチンに真空包装にすると、ガスが徐々に噴出して、 段々ガサガサの真空包装になるのです。その状態にならないのは、包装 以前に豆を挽いて予めガスを大量 に放出させた場合は起こらないのだろう。 　良く、フランスやイタリーの有名なコーヒーを頂戴する場合がある。或いは 日本でも著名品が売られている場合がある。共通して、焙煎後　相当時間が 経過して古くなった香りがしている。多分２〜３ヶ月は経過しているのだろう。 アメリカから送っているコーヒーにも時として、この古い香りがする。 大量 に仕入れていて、売れ残るとつい勿体無いので飲料に使ってコーヒーを 抽出するとトンでもない味と香りを提供する事になる。 「今日のコーヒーはガマンができないコーヒーを飲まされた！」 ご用心下さい。