もう一段美味しいコーヒーを作る

もっと美味しいコーヒーができないか?と訴求するのが仕事です。
最近のは少し薄いのではありませんか?などと提起されたりすると躍起になって考える。
毎日数杯のコーヒーを飲んでいると惰性に押し流されるのか?
自分の位置は判り難くなる。人様の評にハットする場合がある。

もう少し濃いコーヒーを淹れる・・・この事が中々簡単に行かない・・・
個人差があって、技量の差が出来ているから、その辺の修正からはじめなくてはならない。

その為の小道具が秤であり、温度計です。
所定の量をキチンと計量し、所定の温度を計って、コーヒーを淹れる・・・
それでも個人差はでるが、その差を少しでも埋める事にする。
しかし、未だ少し時間がかかりそうである。

コーヒーを楽しむ方にも色々な個人差があり、納得を頂くのに時間がかかりそうである。
苦味の好きな方・・・重い苦味の好きな方・・・軽い苦味の好きな方・・・
酸味に少し浮き上がる苦味の好きな方・・・など難しい説明が必要になる。
会議などで出前をお持ちする時がある。
10杯の出前で3杯はコーヒーが残されている。
内1杯は殆ど飲まれていない。
そこで提供品を変えて次回に提供する。
同じメンバーであるが全員が飲んでくれている。このコーヒーは全員が飲みやすいと感じて
呉れたのでしょう。
しかし、これでは特別美味しいとは云い難い!

百貨店へこられる女性達へは、コーヒーを注文いただく時には、濃い方か薄い方かと無理をして聞いている。
最近は少し薄い方が多くなってきた。