美味しいを提供する

9年振りに店で飲むコーヒー代を30円ほど値上げさせて頂く。デフレ時代に値上げとはケシカラン!とお叱りを受ける事を覚悟しての値上げで、やむを得ないものと考えた。多くの方にご支援頂いている。ありがたい事です。

 最近CAKEを作る本を読んで少し勉強している。フランスケーキの本に執着しているのですが、味の頑固さは、フランスの方が厳しいようです。新しい方向へ向かっている!とは言っても、伝統の味を踏襲した上での味であり、単に面白おかしくといったものではない。
テレビ番組で芸人が出て新規の品を披露しているが、魯山人が怒り出すかも知れない。お笑いのネタになってしまった場合もある。「受ける」と言う言葉で作っているから、「受ける」品が隆盛である。「受ける」を良く分解すると、おもしろい!今まで見たことがない!とかの要素が大きい。真面目に頑張っているのは、その点では面白くない品なのかも知れない。真面目であるとテレビ屋が喜んでくれないから取り上げないのでしょう。
本当の味が忘れ去られようとしている様です。
先日、京都三条小橋の美味しい和菓子屋さんが閉店しており、老舗が「老」故に閉店をされたのか?と残念に思いました。

美味しいコーヒーを淹れる・・・美味しいとは如何なる事か?と聞かれて往生しましたが、好き嫌いでなく、良い悪いで考えるべきだと言いました。即ち、素材が良いと美味しいのができる!蓼食う虫も好き好き!という言葉もありますが、良い品は市場経済が決めてくれる・・・と思います。
できるだけ無理をして良い品を提供できる様に頑張ります。