Special Coffeeの成長

最近、美味しいコーヒー豆が出回るようになってきた。ブルボン種100%とかティピカ種100%とか或いは昔のコロンビアです!という種類です。

スペシャルコーヒー協会がオークションを行い、量より『質』を売り物にする様になった為でしょう。コーヒーなら何でも良い・・・安い方が良い・・・とアメリカ人が思っていたが、Sterbucksが「美味しい」という事を教えた結果が「良いコーヒー」を求める要素になった。昔から少し美味しいコーヒーはあったが、大衆がこの味に飛びついたので、大きく変わってきた。結果Special Coffeeが出回るようになり、オークションが行われるようになり、Internetの登場で一段と便利、簡単に入手できる様になってきた。世界の生産者の目が高品質志向に変わり始めて、古き良き時代の美味しいコーヒーが復活を始めている。

ブラジルではオークションに出品されるコーヒー豆は500品で、それらを4日間で60品に絞り込み、国際的な審査で更に36品に絞り込む。その上で国際的な資格を持つ、各国から選出された審査員が3日間審査を行い、点数を付ける。96点という高得点がでるのも納得できるようです。

今、単に「コーヒー豆」だけと言う事ではなく、その生育環境や農園の主張と言うような事が、大きく豆の評価に組みこまれてきているようで、それが又、各国の仕入れ担当者を魅了して、農園巡りが行われ、益々良い豆への傾向が助長されつつある。益々美味しいコーヒーが生まれる素地が国際的に出来上がりつつあり、愛好家にも嬉しい時代が来るようです。