不易と流行

「不易流行ですね」と言われる。???「わかりやすいように説明をして下さい」と言うと「全く変わらないもの」と「いつも変わるもの」がある。その両極端を考えなさい!ということになる。 コーヒー屋は不易で変えるな!但し、コーヒー屋のコーヒーの味は時の要請に応じてドンドン変えて行きなさい!という事になるの だろうか?時の要求は軽い方、淡白な方、薄い方が主流になるのだろう!一日に数杯のコーヒーを飲む、となると大いに変わって きている。
時代が進化して、いつでもどこでもコーヒーが飲めるという事に なると、特別 なコダワリが必要なくなる。
一方でコーヒーの味に対して「不易」である人がたくさんおられる。こだわり派は濃い・苦い方を好むのでしょう。このこだわり派に こだわる様に考えて行きたい。が、一方でより多くの人達に、より若い人達に、と考えると軽い・薄いのを作る必要もある。 結果、コーヒーの広がりが大きくなり、多種多様になる。 絞り込んで販売をする!焦点を絞る!という方法が通 用しなく なってくる。
味の広がりと共に、コーヒー以外のものへも広がり、紅茶とか ジュースとか或いはワインとかカクテルとかに拡大をする。
以前お客様に「お宅はスパゲティを販売していないから好きです」と言われたが、サンドイッチは良いらしい。飲み物と食べ物の境界が難しい。食事と軽食の境界のようにも思える。手でつまんで食べる程度のものは歓迎する。ナイフ、フォークで食するものは 良くない。ということなのかも知れない。
不易と流行・・・その境界を考えている。