美味しい紅茶の淹れ方 〜 NHK「ためしてガッテン」を見て

 最近、色々な紅茶を毎日自分で淹れている。茶葉は3種類程度を持ち、毎日 少しずつ変えながら淹れている。非常に美味しい時と、普通の時とがあるが、 狙い通りに上がる場合が少ない。ガッテンを見ていて、特に感心は起きなかったが、 茶葉による差異は相当大きいと思われる。 茶葉の差で一番大きい要素は葉の大きさであると思う。大きい方が、お湯との接触 を長く必要とし、小さい茶葉はお湯の浸透が早いので、意外に多く抽出されて 必要以上に濃くなるのだと思う。

お湯の温度もNHKは96度と規定していたが、茶葉の大きさによる変化を割愛していた のだと思う。容器の大きさ、容器の熱の吸収の仕方、或いは一度に淹れる量により温度も 大きく変わると思われる。アッサムとダージリンでももちろんか変わる。

抽出時間も厳密に2分46秒?と言っていたが、私は最低5分は浸出のままである。場合に より、10分以上放置している。ネコ舌のせいかもわかりませんが、熱いから美味しい!という 論理には組しない方である。一番味が良く分かる温度は体温と同じ温度であると考えて いるので、36度前後にして飲む場合が多い。数時間後に飲んでも、非常に美味しい 時がある。

紅茶も珈琲も同じですが、美味しいが進行して、「今まで美味しかった」のが、 「今ではあまり美味しいとは感じない」方向に進化?するのは大きいと思う。嗜好品は自分の 美味しいと思う味が、年とともに濃い方へ、苦い方へ変わっていくのだと思う。 珈琲は10分で味が変わり始め、20分でかなり変わり、30分で飲み難い程大きく変わる。 紅茶は常温で放置していると、良い物は大きく味が変わらない。従って、数時間後でも 美味しい場合が多い。特に茶葉の良いので淹れると、いつまでも美味しく、時として コクがより増してきて格別に美味しく思う時がある。