Blue Mountain Coffeeについて

 先日、Blue Mountain Coffee Boardから表彰状を頂戴しました。 大使のCarr氏の話によれば、1968年に初めて日本に輸出したそうで、 その年は2900kgを出したのだそうですが、今では全生産量の85%を 日本に向けて輸出している様です。 私は最初の輸出品より前にブルーマウンテンを飲んでいます。1965年で あったと思いますが、このコーヒーは飢饉等にエリザベス女王が放出された コーヒーです。その時のコーヒーの味は忘れられないものでした。香りが 良い! ということより、非常に甘いコーヒーであり、薄いのに力強いコーヒー でありました。砂糖を控えめに入れなさい!と飲む時に注意をされ、それでも 甘いコーヒーであったと鮮明に覚えています。

標高1500mの高地で栽培されるコーヒーです。多分この標高が非常に 良いコーヒーを栽培する高さのように思えます。霧が朝夕に厚く覆い、日中は 高温になるので、特に味の締まったコーヒーになるようです。又、高い木々の 中で育てられたコーヒーは、特に甘みの多いコーヒーに育つようで、名品と 言われる豆はこの環境が良いのだそうです。

焙煎はその進行に伴い、酸味から段々苦味のコーヒーへと変わっていきます が、このブルーマウンテンは酸味と苦味の均衡が実に素晴らしく、ある時点 では酸味も苦味もない、香りだけが良いコーヒーになります。その中和された 時点より少し前に酸味の美味しい点があり、柔らかい苦味も少しあり、いわゆる ブルーマウンテンの一番良い味を満喫させてくれるのです。

砂糖を慎重に、コーヒーの濃さを考えて少なめに入れると良い味になります。 砂糖を決めてからフレッシュクリームを少し、時間をかけてユックリ味わうのが このコーヒーを味わうコツです。 非常に高価なコーヒーですから、良く味わって欲しいと思います。