減農薬・減化学肥料のコーヒー園

 BRAZILに減農薬・減化学肥料の農園がある。
人体に優しいコーヒーを目指して、昔のコーヒーの味を求めて!に なるのか、良いコーヒーを作る会が発足している。
Speciality Coffee Association of BRAZIL 「BSCA」である。
私は農園を見た事がないので良くわかりませんが、非常に広い区画に 隔離されてこの農園がある様です。多分、受粉時期に他所から飛んできた 他種の木からの受粉があるから、特別コーヒーは隔離されて植えられて きたのでしょう。
ここのコーヒーはそれだけに高額です。まして、減農薬・減化学肥料という 証明書の付いた豆はなおさらです。
熟れてきた実は手で摘み採られ、洗い、果肉を取られ、ゆっくり自然乾燥 されます。その後、サイロで乾燥されて行きます。
古いブルボン種の豆が植えられます。
コーヒーの豆は枇杷の種と同じです。果肉に包まれて、なお皮に包まれて おります。が、農薬、化学肥料等の成分が種に集約されるので、安全性を 考えると必要な事項なのでしょう。

 インドネシアのマンデリンはスマトラ本島の北の端に近い高原で栽培され ております。政情不安でいつ暴動が起こるのか?の中から運び出される豆 です。この豆はアラビカ種とロブスター種が混在して植えられている為、 収穫後、豆の選別を行う必要がでてきます。粒の大きさを選り分けるのは 簡単ですが、種類を選り分けるのは、人の手により行われます。Pick Upを 3回、4回と行い、選別されて行きます。7回程度選別をされたコーヒー豆は 非常に高価です。しかし、苦味の芳醇さは格別です。この作業も標高1500m の高地で行われ、多くの原住民が携わっております。

 世界の多くの農園は、標高の高い未開の土地にあります。農薬を使う、 化学肥料を使う、という世界からは遠いとも思います。しかし、近代化 された地区では効率の良い農業を目指して、色々な取り組みが行われて いるのでしょう。
「食品の安全性」を考えると、複雑な気持ちです。