フラペチーノ雑感

 ローマにパンテオンという古い建物がある。紀元0年当時に出来た 様です。その横に有名なコーヒー屋さんがある。大きい焙煎機があり、 朝はもうもうと煙を上げながら焙煎をしていた。そのコーヒー屋さんで 凍らせたコーヒーをスライスして売っていた。暑い時期でもあったので 早速賞味させていただく。歩道を、このコーヒーを舐めながら歩いて いると実に爽快である。
これと同じ様に作って売ろう!と思い、『グラニータ』という名前で売り 出した...が、飛ぶようには売れません。特に百貨店の6階などは、 この氷コーヒーに食いついてくれる様なお客さんは少ない。
『フラペチーノ』という名前でStarbucksが販売しているのを7月に知った。 その様式がローマのと少し違う。そこでローマ式を踏襲して、もう1段 美味しいのを作ろうと勉強をする。今年の『フラペチ』である。
一番美味しい、氷の溶ける際をコーヒーで作った。実に手間が掛かる ことになるが、良い、美味しいのを追求する癖がそのようにさせた。 暑い時期、通りを歩くだけで汗が吹き出てくる時、将に美味しいのが この氷『フラペチ』であると思う。
今年は全店で取り組む。非常に爽やかなコーヒーTimeを楽しんで 戴けると嬉しい。

  ローマのスペイン階段を昇りきったところにHOTELがあった。よく この階段を昇ったものである。その昇りきったところに缶ジュースを 売っている店がある。普通 、缶ジュースは液体である。ここのは、 半分凍らせて半分が液体というのがある。もう1種類、全部凍らせて いるのがある。手で握って歩くと、暑いローマの気温で溶けてくるので ある。10分程度は非常に冷たい汗の引くジュースを味わう事ができる。 イタリア人は、この様に1種類のジュースを3種類にして元気に売って いた。商売熱心な人達である。