コーヒーと砂糖

近年、砂糖の使用量が大きく減ってきております。砂糖なしでコーヒーを飲まれる人も少なくありません。

コーヒー液にも少しですが、甘味はあります。
糖度計でみると1度あります。コーヒー豆の種類によっても違いますが、甘さの多い豆もあります。
コーヒーに砂糖を入れていくとある時点でコーヒーの持っている糖分が浮いて出て、非常に甘く感じる場合があります。この時点が一番良い甘さとも云えます。
スプーンに半分程度がその甘さです。砂糖をスプーンで2〜3杯入れておられる人を見かけますが、これは砂糖の甘さでコーヒーを楽しんでおられる方です。
ブルーマウンテンなど非常に繊細な味のコーヒーは砂糖の量を調整するのが難しいです。
慎重に砂糖の量を調整してコーヒーを味わって下さる方を時々お見かけしますが、私共には嬉しい光景です。

甘さを一番強く感じるのは体温と同じ36度前後です。
熱くなる程感じ方が悪くなり、温度が下がると甘さを感じにくくなります。清涼飲料水は非常に冷たいので砂糖の量は多くなっております。

外国に行かれて、甘いケーキやデザートに出会われた方も多い事かと思います。西洋では料理に砂糖は全然使われておりません。食事パンにも砂糖はなしです。従って、ケーキやデザートには砂糖を多く使っております。
日本では料理に砂糖を使います。余り知られておりませんが、食パンなどにも砂糖が使われております。普段の生活から砂糖を多く摂取しているので、ケーキやデザートは甘くないのを好む様になったのでしょう。西洋と日本の大きな相違です。
砂糖類は重要なエネルキー源です。15才程度から多く摂取する様になり、60才を越えてくると少なくなって来ます。
砂糖は体に良くないので全然使いません、甘いものも採りませんと言っておられる人もおられますが、ブドウ糖は脳の大切な栄養源ですから、少しは必要であると思います。